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カテゴリー: ブログ

1月25日9:30~地上波TOKYO MX (9ch) HISTORYに出演いたします

タイトル:地上波のテレビ番組「HISTORY」にて取材を受けました!

HISTORYとは、

これからの日本を支える経営者の人生模様、業界の歴史から
その「トレンド」を紐解いていく対談番組です。


今回、院長の川名が取り上げられ、
当院の取り組みについてお話しさせていただきました。
 
1月25日9:30~地上波TOKYO MX (9ch) で放送されますので、ぜひご覧ください。
 

白内障で起きる意外な症状について解説いたしました。

白内障は見えにくくなるだけではなく、ほかの症状も起こします。

意外な症状について解説いたしました。

白内障は目の中にある水晶体というレンズが濁ってしまう病気です。多くは加齢により起きます。そうすると見えにくくなるというのが一般的なイメージかと思います。

 

実は、白内障は見えにくくなるだけでなく、意外な症状も起きるため紹介したいと思います。

 

1. 急性緑内障発作。主に遠視が強い方で、白内障が進んでくると起きることがあります。頻度は少ないですが、一度起きてしまうと、早めに治療しないと失明することもある怖い病気です。若い頃は目がよかったという方の方がなりやすいため、40歳以降の方は時々眼科で検診を受けていただいた方が良いと思います。

 

2.まぶしさ。これは白内障で水晶体がまばらに濁ってしまい、その結果として光が乱反射してしまうために起きる症状です。夜間の車のライトがすごくまぶしいなどといった症状を起こします。

 

3.近視の進行・乱視の変化

核白内障といって水晶体の真ん中が強く濁るような白内障を起こすと、通常の目の状態よりも近視が強くなってしまいます。これにより視力が下がるだけでなく、眼鏡やコンタクトレンズの度が合わなくなるようにもなってしまいます。

 

4. 偽うつ症・認知機能の低下

藤原京スタディによると、奈良で行われた65歳以上の約3000人の中では、視力不良な方ほど認知症の割合が多かったと報告されています。

また、白内障手術をすることで、軽度認知機能の低下を防ぐことができたと報告されています。

 

5.転倒による大腿骨骨折

先ほどの藤原京スタディによると、視力が低下しているほど、歩行速度が遅く、転倒リスクが高いことが報告されています。転倒することによって高齢者は大腿骨骨折を起こすことがあり、白内障により視力が下がることは危険といえます。

 

6.日内リズムの障害

白内障があると、太陽光の中にあるブルーライトが網膜に届きにくくなります。ブルーライトは悪者のように言われることもありますが、朝と夜の区別をするメラトニンというホルモンの分泌にかかわっています。昼間に十分にブルーライトを浴びることで、昼間という認識をして、夜は浴びないことで、1日のリズムを作っています。

 

7.死亡率が上がる

メルボルン大学の研究チームの報告では、白内障になって手術を受けた後では、死亡率、特に血管関連の死亡が増えたと言われています。心筋梗塞や脳梗塞といった病気が代表になります。白内障進行には酸化ストレスの増加が関与すると言われています。この酸化ストレスの増加は動脈硬化を起こし、心筋梗塞や脳梗塞などにも関わるため、白内障手術が必要なほど、白内障が進行すると酸化ストレスが全身にも影響を及ぼし、死亡率が上がるのではないかと考えられています。

 

以上をまとめますと、白内障があると視力が下がるだけではなく、認知機能の悪化や日内リズムの乱れなどさまざまな症状を起こすことがあります。気になる症状がある方は、眼科で一度診察を受けることをお勧めいたします。

2022年のまとめ

コロナ禍から、だんだんと普通の日常へと回復してきた1年でした。

いまだに今までのような生活が送れるわけではありませんが、感染症に対する理解が進み、対処法も確立しつつあることから、気を付けていれば普通に近い生活を過ごせるようになったと感じます。

今年は、白内障手術の増加に伴い、後発白内障手術が増加傾向でした。

スタッフの協力もあり、無事に1年の手術を終えることができました。

スタッフと受診していただく患者さんに感謝申し上げます。

来年もますます精進していきたいと思います。

白内障手術      552件
後発白内障手術    195件
硝子体注射術     152件
網膜光凝固術(特殊) 16件
網膜光凝固術(通常) 29件
緑内障光凝固術    9件

開院以来の総白内障手術件数 5135件

加齢黄斑変性という病気について解説いたしました

日本で現在失明原因の4位になる、加齢黄斑変性という病気について解説いたしました。サプリメントによる予防と早期の治療が大切な病気です。ぜひご覧ください。

加齢黄斑変性は日本人の失明原因の4位の病気です。アメリカでは65歳以上の失明原因の1位になっていて、日本でも増加しているということが言われています。

加齢黄斑変性は一旦発症すると、目に注射をうち続けないと、かなり視力が下がってしまうというものです。ということなので、とにかく発症させない、すなわち、予防が大切となっています。

まずは喫煙ということがかなり悪いと言われていますので、禁煙あるいは減らす、ということが大切になります。これは緑内障にもいえます。

食品のうちではルテインやゼアキサンチンなどといった抗酸化物質の摂取が薦められています。これらの物質は太陽の光から植物が自分の身を守るために発生させたものが由来となっています。ケールやほうれん草などの緑の濃い野菜やりんごや梨にこういった物質が多く含まれています。

タンパク質においては、牛肉や豚肉よりも魚の方が良いとされています。魚にはDHAやEPAなどのオメガ3不飽和脂肪酸が含まれています。特に青魚などに多く含まれています。アンチエイジングなどに有名な成分です。

精製された炭水化物白米やうどん・パンよりも五穀米やライ麦パンなどの茶色っぽい炭水化物が良いと言われています。これもいろいろな微量な栄養素や食物繊維を含んでいます。このような炭水化物は糖尿病、高血圧の予防などにも役立ちます。

このようにいろいろ良いものは知られているのですが、覚えて食べようとするとなかなか大変です。なので、簡単にできるようにするには、昔ながらの和食を食べるというイメージが良いです。五穀米などの主食とほうれん草のおひたし、発酵食品味噌と野菜が入ったお味噌汁と、お魚という感じです。いつもこんな食事を取れるわけではありませんが、例えば週に1−2回食べるだけでも、年に50−100回は良い食事を取れているということになります。いちいち、これはルテインが豊富だから食べようなどとすると食事自体が楽しくなくなってしまいます。無理のない範囲で食生活をちょっとでも改善することで、加齢黄斑変性になるリスクを減らすことができます。それだけでなく、アンチエイジング、糖尿病、高血圧の予防にもなります。

どうしても食事を変えるのが大変という方には、サプリメントという手段があります。もちろん、基本的な食生活は大切ですが、規定量のルテイン、ゼアキサンチン、亜鉛、ビタミンC,Eなど食事のみから接種するのは本当に大変です。実際AREDS2というアメリカの研究でも効果が実証されています。

まとめますと、食生活は加齢黄斑変性の予防にとても大切です。ただし、細かいことを覚えようとすると結構大変です。昔ながらの和食を取ることで、あまり深く考えずに加齢黄斑変性の予防が可能となります。ただし、塩分が少し多めになりますので、その点は調味料の工夫をしていただきたいと思います。

 

白内障手術は怖い?どんなことをするの?

千葉県松戸市 かわな眼科院長 医学博士 眼科専門医の川名です。白内障の手術というと怖いのでは?というイメージがありますが、実際にはそんなことはありません。日本で140万件以上行われている手術です。多くの方が、思ったより大変ではなかったと言われます。実際の白内障手術は当日どんな感じなのかについてわかりやすく解説いたしました。

TOKYO MXのHISTORYに出演いたします。MC貴島明日香さんです。

今回、地上波テレビに初出演することになりました。 TOKYO MXという関東地区のテレビ局です。 マツコデラックスさんがブレイクした5時に夢中や、田中みなみさん(元TBSアナウンサー)が出演したひるきゅん!などを放映していた局です。 その中の、HISTORYという番組です。 様々な業種の人々に焦点を当てて、歴史やエピソードについて語る番組です。 MCは貴島明日香さんです。ZIPのお天気キャスターを5年ほど務めていたモデル、タレントの方です。 かわな眼科を開設するに至った経緯やミッションなどについてお話しさせていただきました。 具体的な放送日時が決まりましたら、またご報告させていただきます。

まつ毛の生える薬は怪しい!?

年齢とともにまつ毛や髪の毛は薄くなりがちです。まつ毛をはっきりさせるために、ビューラーやエクステンションなどを利用する方もいらっしゃいます。根本的にまつ毛を増やす薬も2022年の時点で1つだけ、厚生労働省に認可されています。使用方法や注意点、実際の効果について、眼科医の立場で解説いたしました。

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