院長あいさつ
患者さんのために最善なことを行うことに全力を注ぎます。さらに、快適に検査、治療を受けられるように尽力いたします。
電子カルテによる“目に見える”わかりやすい医療を行います。
眼科の病気は言葉だけの説明ではよくわからないことが多いですが、眼で見てすぐに分かるような画像をふんだんに使って、どなたでも分かる診療を目指します。
例えば、白内障の患者さんにおいて、患者さんと一緒に水晶体の状態(白内障の程度)を見て手術をする時期を決めたり、糖尿病網膜症の進行の程度(出血の量など)を見て、レーザー治療の適応を決めたりします。
眼の病気により不自由を感じないように早期診断を行い、適切な治療を行います。早期診断が、良い治療結果のもととなります。
近年、テレビやインターネットの普及により、以前よりもドライアイの患者さんが増えています。ドライアイは目が乾く、疲れる、なんとなく見えにくい、重いなどという多彩な症状を示し、程度によって適切な治療法が異なります。ドライアイの患者さんに対して、最小限の薬剤により症状の改善を目指します。ドライアイ患者さんの中に眼瞼痙攣という病気の方も多いといわれています。その場合、ボトックスという特殊な注射により不快感を取り去ることができます。
また、緑内障は40歳以上では17人に1人の割合で患者さんがいるといわれています。緑内障は放置すると、視野(見える範囲)が欠けて、最終的には失明に至る怖い病気です。ただし、初期の緑内障患者さんに自覚症状は全くなく、症状が自覚されてからの治療開始では視野(見える範囲)を温存することが難しくなってしまいます。そのため、自覚症状の有無にかかわらず、早期診断を行う上では定期的な検査の必要があります。長期的な展望の上での最善の治療を目指します。
糖尿病患者さんは年々増加しており、1000万人以上の患者さんがいるといわれています。長年の経過で糖尿病網膜症を発症してしまう患者さんが少なくありません。早期であれば、適切な血糖コントロールにより、発症を遅くしたり、防いだりすることができます。治療が必要な患者さんに対しても、早期に検査を行い、適切な治療を行うことで網膜症による視力低下や失明を防ぐことができます。
大学病院で前眼部・角膜・水晶体・網膜硝子体・眼窩・ぶどう膜・斜視弱視など多岐にわたる疾患を豊富に経験したことを生かし、クリニックであっても大学と遜色のない診療を行います。特に専門の一つが画像診断でしたので、微細な変化から病気の早期診断が可能です。
たとえば、加齢黄斑変性症は欧米では後天性の失明原因の第1位の疾患で、日本においても増加中の疾患です。視界の中心が欠けてしまい、大変不自由な思いをする疾患の一つです。この疾患は早期には比較的治療成績が良好ですが、病気が進行してしまうと、いかなる治療も困難となってしまいます。私は光線力学療法(PDT)認定医であり、このような疾患の早期診断・治療を大学病院で行ってきました。その経験をもとに、早期診断を行い、必要な患者さんに対しては早期に治療できる施設へ紹介いたします。
具合の悪いときに受付で待つというほどつらいものはありません。当クリニックでは患者さんの待ち時間が少なくなるように、電子カルテを導入しています。電子カルテによって、過去の診療記録を瞬時に呼び出したり、診察が終わるとほぼ同時に会計計算することが可能です。さらに、スタッフ一同も快適に過ごしていただけるよう迅速に行動いたします。
ただし、眼科は検査が多く、特に眼底検査の際には瞳を開く点眼をしてから、瞳が開くのを待つ時間(約30分)がプラスされることはご了承ください。
当クリニックは内科や耳鼻科、歯科からなる医療モールの一角にあります。眼科疾患には糖尿病や高血圧が関与することが多く、同じ医療モール内にあるクリニックとの連携を密に診療を行うことで、総合病院に劣らないような治療を受けることができます。