お知らせ

2011年 臨床眼科学会

先日、日本の眼科で3大学会の一つで最も多くの参加者がいる、臨床眼科学会に出席してきました。   学会のプログラムは和風で小粋な感じです。   気になった発表を抜粋します。   現在、使い捨てタイプのコンタクトレンズが主流となっていますが、保存ケースの5個に1個からアカントアメーバという病原生物が検出されるということです。ただし、みんな感染に結び付くというわけではないようです。実際の発生率は1年あたり3万人に1人くらいです。それだけ、目の感染防御力があるということですが、装用しすぎや傷があるのに使ったりすると防御力が落ちて感染してしまいます。いったん感染すると最悪失明しうる病気ですので、注意が必要です。保存ケースは3カ月に1回あたらしいものにする、そして、調子が悪い時はコンタクトレンズは使わないということが大切です。   この他、緑内障患者ロールプレイというのがありました。これは、実際の緑内障の専門家の先生が、患者さん役と先生役にわかれて、診療を再現するというものです。著名な先生方の実際の説明の仕方や診察風景などが推察でき、有意義でした。

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