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ICL手術後にカラコンはいつから?時期・選び方・注意点を解説

ICL手術のあと、おしゃれ用のカラコン(カラーコンタクト)はもう楽しめないのかな、と気になっていませんか。

手術の前にも「カラコンはいつまで使えるの?」と迷う方は少なくありません。視力矯正のためではなく、目もとの印象を変えたくてカラコンを続けたい方には気になるところです。

ICLとカラコンは装用する位置も役割も違うため、併用できます。ただし術後すぐは装用できず、回復を待って主治医の許可を得てからが前提です。

この記事でわかること

  • ICL術後にカラコンを装用できるようになる時期の目安
  • 装用前に医師の許可が必要な理由と、術後に起こりやすい目のトラブル
  • 術後に使うカラコンの選び方(酸素透過率・着色直径・ベースカーブ)
  • 度なし・度ありカラコンでの扱いの違い
  • 手術前の適応検査でカラコンを外す時期

この記事の目次

ICLとカラコンは併用できる|位置と役割が違う

ICL手術後のカラコンは術後3ヶ月ごろが一つの目安で、装用の可否は主治医の判断によります。

ICL(眼内コンタクトレンズ、Implantable Collamer Lens)は、眼内に矯正レンズを挿入する近視・乱視矯正術です。現行の主流はEVO ICL(STAAR社製)で、レンズを摘出すれば元に戻せる点が特徴とされています。

一方のカラコンは、角膜の上に乗せる装飾用のレンズです。眼内に入れるICLとは装用する位置も目的も異なります。

つまり両者はぶつかり合うものではなく、視力の矯正はICL、目もとのおしゃれはカラコンと、役割を分けて両立できます。

ただし手術を受けた直後の目はデリケートで、すぐには装用できません。回復の状況をみながら、装用してよいかを主治医が判断します。

ICLで視力が整うと、カラコンの度数選びも変わってきます。おしゃれ用として続けたい方は、手術前の相談時にその希望を伝えておくと安心です。

ICL手術後にカラコンはいつから?術直後から3ヶ月の回復段階

ICL術後にカラコンを装用できる目安はおおむね術後3ヶ月ごろからで、実際の可否は術後経過と主治医の判断によります。

目の回復は、段階を追って進みます。術直後から装用を再開できるまでの流れは、次のとおりです。

時期 目の状態 カラコン
術直後〜数日 目を保護する時期 装用できない
1週間〜1ヶ月 定期検診で回復を確認する段階 原則ひかえる
術後3ヶ月ごろ 装用再開の目安の時期 主治医の許可が出れば可

術直後から数日は、目を休ませて保護する時期です。この段階でカラコンをのせるのは避けてください。

1週間から1ヶ月ごろは、定期検診で回復の進み具合を確認していく期間にあたります。まだ目が落ち着ききっていないため、カラコンは原則ひかえます。

そのうえで、装用再開の目安となるのが術後3ヶ月ごろです。クリニックによっては最低1ヶ月後からの装用を案内する例もあり、時期には幅があります。

装用を再開したあとも、装用時間を守り、3〜6ヶ月に1回の眼科検診を受けることがすすめられています。どの段階でも自己判断はせず、装用してよいかを主治医に確認しましょう。

なぜ医師の許可が必要?ICL術後に自己判断は避けたい理由

ICL術後のカラコンは、装用前に必ず主治医の診察と許可を受けることが前提です。

3ヶ月が経過したあとでも、コンタクトレンズのトラブルによって合併症が生じることがあるためです。自分だけの判断で装用を始めるのは避けてください。

ICL術後に起こりやすい目のトラブル

術後の目はデリケートで、カラコンの装用が回復途中の目に負担を重ねる場面があります。とくに気をつけたいのは、次の3つです。

術後に気をつけたい3つの負担
  • 角膜への酸素不足(レンズが酸素の通り道をふさぐ)
  • 目の表面の乾き(レンズが涙を吸い、乾きやすくなる)
  • 汚れや細菌による感染

角膜には血管がなく、空気中の酸素を直接取り込んでいます。カラコンを乗せると酸素の通り道が狭まり、回復途中の角膜に酸素不足の負担がかかりやすくなります。

コンタクトレンズは目の表面の涙を吸い上げるため、装用中は乾きを感じやすくなります。目が乾くと表面に細かな傷がつきやすく、異物感やかすみにつながることもあります。

さらに、レンズの取り扱いが不衛生だと、細菌などが目に入って感染を招くおそれもあります。術後の目では、こうした負担がふだんより響きやすいのです。

だからこそ、装用の前に診察で目の状態を確認してもらうことが、トラブルを避ける近道になります。

自己判断で装用を始めると何が問題か

自己判断を避けたいのは、回復の進み方に個人差があるからです。

同じ時期に手術を受けても、目の落ち着き方は人によって異なります。カレンダー上で3ヶ月が過ぎたからといって、誰もが同じ状態になるとは限りません。

見た目には落ち着いていても、目の内部の状態は外から分かりません。装用してよいかどうかは、診察でしか判断できないのが実際のところです。

「もう平気そうだから」と感覚で始めず、検診のタイミングで確認してもらってください。

編集部
編集部
 
 

検診のときに「カラコンを再開したい」と一言伝えておくと、目の状態を見たうえで時期の見通しを教えてもらえます。遠慮なく相談してくださいね。

ICL手術後に使えるカラコンの選び方

ICL術後のカラコンは、酸素透過率・着色直径・ベースカーブの3点を意識して選びましょう。

いずれも、術後の目にかかる負担を左右するポイントです。基本の観点は次のとおりです。

  • 酸素透過率が高い製品を選ぶ
  • 着色部が広すぎない製品を選ぶ
  • 自分の目に合ったベースカーブを処方してもらう
  • 装用時間を守り定期検診を受ける

酸素透過率の高いレンズを選ぶ

酸素透過率の高いレンズは、角膜への負担が少ないとされています。

酸素透過率は、レンズがどれだけ酸素を通すかを示す目安で、DK/L値などで表されます。値が高いほど角膜に酸素が届きやすいと考えられています。

角膜は空気中から酸素を取り込んでいるため、酸素を通しにくいレンズだと供給が不足しやすくなります。術後の角膜をいたわる意味でも、酸素をよく通す素材を選ぶと安心です。

着色直径とベースカーブを目に合わせる

着色直径とベースカーブは、自分の目に合うものを選ぶのが基本です。

着色直径とは、レンズの色がついている部分の大きさです。着色部が広すぎるレンズは、色のついた範囲が黒目からはみ出しやすくなります。

また、着色部分が角膜に触れる面積が増えると、その分だけ目への刺激も気になりやすくなります。着色部が広すぎない製品なら、装用時の違和感を抑えやすくなります。

ベースカーブは、レンズのカーブの度合いを示す数値で、目のカーブとの合い具合に関わります。合わないレンズはずれたり圧迫感が出たりするため、医師に処方してもらいましょう。

市販のカラコンにも度数やカーブの規格があります。手元の製品が目に合うか不安なときは、検診の際に見てもらうと判断しやすくなります。

度なし・度ありカラコンで扱いは変わる?

度なしのおしゃれ用カラコンでも、装用の可否や注意点は度ありと同様に医師の確認が必要です。

色や見た目を変えるだけの度なしでも、角膜に乗せる点は度ありと変わりません。術後の目への負担という意味では、同じように配慮が求められます。

「度が入っていないから大丈夫」と考えず、度なしでも装用の前に主治医へ確認しましょう。

度ありのカラコンには、もう一つ注意が要ります。ICLで見え方が変わると、これまでの度ありカラコンが合わなくなり度数の再調整が必要になることがあるのです。

ICLで近視や乱視が矯正されるため、以前と同じ度数のカラコンでは見え方が過剰になったり、ぼやけたりする場合があります。

カラコンを使い続けたい方は、事前に主治医へ相談しておきましょう。使い方によっては、ICL以外の選択肢も含めて検討したほうがよい場合もあります。

ICL手術【前】の適応検査ではカラコンをいつまでに外す?

ICLの適応検査を受ける前は、コンタクトとカラコンの装用を中止する必要があります。

コンタクトレンズは、角膜の形にわずかな影響を与えます。外して目の状態が戻ってから検査することで、より正確に度数やレンズの適応を測れるのです。中止期間の一例は、次のとおりです。

レンズの種類 中止の目安
ソフト・度なし 検査の2日前から
カラコン ソフトコンタクトに準ずる
ハード 2週間前から
オルソケラトロジー 1ヶ月前から

カラコンは、ソフトコンタクトに準じた扱いになります。装飾用ですが、角膜への影響という点ではソフトレンズと同じように考えるためです。

ハードレンズやオルソケラトロジーの中止期間が長めなのは、角膜の形により大きく関わるレンズだからです。

ただし中止期間はクリニックによって異なるため、検査の予約時などに必ず受診先へ確認してください。

よくある質問

Q. ICLの上からカラコンは重ねてつけられますか?

A. ICLは眼内に入れるレンズなので、角膜の上に乗せるカラコンを重ねて装用すること自体はできます。ただし術後の回復と主治医の許可が前提で、自己判断は避けてください。

Q. ICLとカラコンの違いは何ですか?

A. ICLは眼内に挿入する矯正用のレンズで、カラコンは角膜の上に乗せる装飾用のレンズです。装用する位置と役割が異なります。

Q. ICLを入れたら、もうカラコンは使えなくなりますか?

A. 使えなくなるわけではありません。ICLは視力矯正、カラコンはおしゃれと役割が分かれるため、回復後に主治医の許可を得れば楽しめます。ただし度ありカラコンは見え方が変わって合わなくなる場合があります。

Q. 度なしのおしゃれ用カラコンでも医師の許可は必要ですか?

A. 必要です。度が入っていなくても、角膜にレンズを乗せる点は度ありと同じです。術後の目への負担を考え、装用前に主治医へ確認してください。

Q. 術後2週間でカラコンをつけても大丈夫ですか?

A. 術後2週間は、まだ定期検診で回復を確認していく段階にあたります。装用再開の目安は術後3ヶ月ごろのため、この時期は原則ひかえ、主治医の指示に従ってください。

Q. 今まで使っていたカラコンはそのまま使えますか?

A. 度ありのカラコンは、ICLで見え方が変わることで合わなくなる場合があります。ベースカーブや度数を医師に再確認してもらいましょう。

Q. ICLを受けた人でカラコンを使っている人はいますか?

A. おしゃれ目的でカラコンを楽しむ方はいます。いずれも医師の許可と、目に合った製品選びが前提になります。

まとめ|ICL後のカラコンは医師のOKが出てから楽しめる

ICLとカラコンは併用できますが、術後の回復と主治医の許可が前提です。装用再開の目安は術後3ヶ月ごろで、時期には幅があります。

安全に楽しむには、酸素透過率の高い製品を選び、目に合ったベースカーブを処方してもらいましょう。装用時間を守り、定期検診を続けることも欠かせません。

回復には個人差があり、最終的な可否は診察でしか分かりません。

装用を始める前に、手術を受けた医療機関へ相談してください。

これからICLを受けるクリニックを選ぶ際は、地域別のクリニック解説もあわせてご覧ください。

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