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鳥の目

箱根に行って来ました。 箱根湯本駅の近くにある川の川辺で、お弁当を食べながらまったりしていたら、鳥 が木の枝からエサを狙って飛び立ち、水中へダイビングする光景を何度か見ました。   川の水は透き通っていて、泳ぐ魚も見えてはいたのですが、鳥はかなり遠くから飛んできて、ひとつのエサを狙いうちしているようでし た。あんなに遠くから飛んできて、よくエサが見えるなぁと感心してしまいました。 今まで考えた事がなかったのですが、鳥はどれだけ遠くまで目が見えているのでしょうか…。 スタッフNより 鳥は肉食系かそれ以外かで異なりますが、おおよそ人間の3-20倍くらいの視力があるといわれています。そして、黄斑といって、ものを見る中心が2つあるのです。ちなみに人間は1つしかありません。なぜ、鳥では2つあったものが、進化の過程で1つになってしまったかは定かではありません。人間は字を認識しなければならない(空間分解能が必要)のに対して、鳥は動くものが見つかりさえすればよい(視認できればよい)という風な、目的の違いによって変わってきたのかもしれません。 最近、増えている病気の一つとして、加齢黄斑変性症というものがあります。ものを見る中心の黄斑という部分に悪い血管ができて、中心がぼやけて、視力が下がってしまうという病気です。おおよその判定は手軽にできますので、心配な方は受診ください。 院長より

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