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目のかゆみに効く 花粉症対策 について解説いたしました

そろそろつらい花粉症シーズンがやってきます。早めに対策することで悪化を防ぐことができます。詳しく解説いたしました。

花粉症の有病率 持っている割合は1999年で20%だったのが、20年後の2019年では40%と言われています。まさに国民病と言っても過言ではないものです。

ひどくなると目が痒いし、くしゃみ鼻水も出るし、ぼーっとするし、コンタクトレンズはずれやすくなるし、とても辛いものです。

一番多いのがスギ花粉症です。だいたいシーズン的には2月から3月というイメージですが、実際には12月くらいから敏感な人は感じ始めて、ヒノキ花粉症も合併しやすいため、長いと4から5月くらいまで症状が出る方がいます。

そもそも花粉症というのは、正式にはアレルギー性結膜炎やアレルギー性鼻炎のことです。それが、主にスギやヒノキによって起きます。花粉が目や鼻の粘膜に触れて吸収すると、花粉がはじけて、アレルギー物質が放出されます。それに対して体の中の免疫細胞が過剰に働いてしまい、ヒスタミンなどの炎症を起こす物質を放出します。その結果、痒みやめやに、鼻詰まりやくしゃみを起こします。ヒスタミンの作用が強いとぼーっとしてしまうこともあります。今はコロナ禍でマスクをする方が多いので、鼻の症状は比較的抑えられることが多く、目の症状が強いという特徴があります。

治療として大事なことが3つあります。まず浴びないようにすることです。

鼻はマスクをすることで防げます。目に関してはコンタクトレンズよりは、眼鏡が良いです。眼鏡をかけるだけで、目に入る花粉を50%くらいに減らすことができます。専用の目の周りをしっかりおおうような眼鏡だと90%以上減らすことが可能となります。服はサラッとした素材がおすすめです。外出して家に入る前に軽く服をはらうことも有効です。

洗濯物は家の中に干したほうが花粉にさらされないのでおすすめです。外出する時には風が吹いたり気温が上がる時間を極力避けることも大切です。お天気情報サイトで花粉情報なども簡単にわかるのでチェックしたほうが良いと思います。

 

次に大事なのが、症状が出るか出ないかの時期、可能なら、例年の症状が出る2週間前くらいから点眼、点鼻などの治療を行うことです。これは初期療法というものです。

アレルギー反応は、一度はっきり起きてしまうとそこから落ち着かせるまでに時間がかかります。例えると、焚き火を起こすときに火が小さい時には風が吹いたりちょっと水をかけるだけでも消えますが、焚き火が大きくなった時には軽い風や水を多少かけても消えなくなります。それと同じことが目や鼻にもいえます。早めに薬を使うことで、症状が出るまでの期間を遅らせて、さらに症状のピークも抑えることができます。

最後に大切なのが、症状が出る期間はしっかりと薬を使い続けることです。

花粉症で症状がつらくなっていても、薬を使ってある程度良くなった時に薬をやめてしまうことがあります。そうするとまた症状が出てつらくなり、そこからよくするには今までよりも強い治療をしないといけないことがあります。ある程度良くなった時点でも、花粉症の時期には薬を使い続けることが大切です。悪い状態からよくするよりも、良い状態をお薬を使って維持することのほうがずっと少ない薬で可能となります。

そのほか大切なことは目は眼科医、鼻は耳鼻科医に見ていただくことです。専門の部位に関する治療は専門家の診察の上で、ベストな薬を選んでもらえるので、おすすめです。

まとめますと

花粉症対策として、浴びない、早めに薬を使う、シーズン中はやめないということが大切です。

これからのシーズンを快適に過ごしていただけるよう対処していただきたいと思います。

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