開院してから9年目を迎えました。スタッフの協力もあり、診療を滞りなく行えることに喜びを感じます。特に白内障手術を受けた方が、”よく見える!”という言葉を聞くと、さらに頑張って精進しようと思います。これからも、”快適な眼で、人生に潤いを”与えられるよう力を尽くしたいと思いました。
電話応対時間(午前)9:30~11:30 / (午後)15:30~17:30
日本でゴールデンウィークの間、海外で行われたARVOという学会に参加してまいりました。アメリカの各都市で交代で開催されますが、今回はホノルルでした。
多くの発表があり、中でもAI(人工知能)を使った糖尿病網膜症や加齢黄斑変性症の診断に関する演題が多数見受けられました。AIを使って、ディープラーニング(機械によりアルゴリズムを見つけ、さらに進化させる手法)させることにより、診断精度が向上するというものでした。日本ではまだ一般的ではありませんが、今後このような技術が使われていくのだろうと思われました。しかし、診断ができても実際の治療は医師がするものなので、眼科医はさらに治療に特化していくものと感じました。
この木はなんでしょうか?
先日アレジオン点眼(アレルギー薬)の勉強会に出席しました。
そこで、教えていただいたものです。
正解は”ハンノキ”といいます。
この木の花粉は”スギ”花粉とまったく同じ時期に飛散します。
そのため、スギ花粉症があると思っていた方でも、実はよく調べると
ハンノキ花粉症ということがあり得るということです。
治療としては抗アレルギー薬の点眼、内服と変わりませんが、花粉-食物アレルギー症候群というものを起こすことがあります。ハンノキ花粉がリンゴやモモと抗原性が似ているために、ハンノキ花粉症を持っている方がリンゴやモモを食べるとのどの違和感などを生じるということです。ある特定のものを食べて症状が出る方は、花粉症も疑って詳しく検査をしたほうが良いかもしれません。