お知らせ

ICLの年齢制限は?10代・40代・50代の判断基準も解説

※この記事にはプロモーションが含まれています。

  • 「まだ21歳になっていないけれど、ICLは受けられるの?」
  • 「45歳を過ぎたら、もう対象外になってしまう?」
  • 「調べるサイトごとに18歳・21歳と数字が違って、どれが本当か分からない」

視力矯正のICLを調べていると、年齢の数字だけが先に目に飛び込んできて、自分が当てはまるのか分からなくなりますよね。高校生、20代、40代、50代では、答えの中身がそれぞれ変わります。

結論として、ICLの適応年齢は日本眼科学会のガイドラインで原則21〜45歳とされています。ただし45歳は法律で決められた上限ではなく、学会の指針が示す目安です。

この記事の結論

  • ガイドライン上の適応年齢は原則21〜45歳
  • 日本眼科学会『屈折矯正手術のガイドライン(第8版)』(2024年2月)の記載にもとづく目安です。
  • 18歳という数字は別の資料が出どころ
  • レーザー手術側の適応年齢と、JSCRSが示すICLの条件(18歳以上・未成年は親権者の同意)に由来します。
  • 年齢は入口の目安。決めるのは適応検査
  • 度数の安定や眼の構造など、検査でしか分からない条件が年齢とは別にあります。

ICLの年齢制限は原則21〜45歳|18歳・21歳・45歳という数字の出どころ

ICLの適応年齢は、日本眼科学会のガイドラインで原則21〜45歳とされています。

出どころは『屈折矯正手術のガイドライン(第8版)』(2024年2月)です。ICLは公的には「有水晶体眼内レンズ」と表記され、その名称で適応年齢が示されています。

同じガイドラインでも、エキシマレーザー手術(レーシックなど)とSMILEの適応年齢は18歳以上と区分されています。術式ごとに数字が違うわけです。

一方、JSCRS(日本白内障屈折矯正手術学会)はICLの条件に18歳以上を挙げ、未成年なら親権者の同意が要るとしています。ネット上で18歳と21歳が混在するのは、この二つの資料が別々に引用されるためです。

年齢の数字と、その出どころ

数字 出どころと意味
21歳 日本眼科学会ガイドライン第8版が示す、有水晶体眼内レンズ(ICL)の適応年齢の下限
18歳 同ガイドラインのエキシマレーザー手術・SMILEの下限。JSCRSもICLの条件として18歳以上(未成年は親権者の同意)を挙げる
45歳 同ガイドラインが示すICLの適応年齢の上限。法令ではなく学会の指針

押さえておきたいのは、これらが法律による制限ではないという点です。年齢で一律に禁じられているのではなく、学会が診療の目安として示している指針にあたります。

実際に受けられるかどうかは、医療機関の判断と適応検査の結果で決まります。日本眼科学会のサイトでは、2026年8月時点で第8版が最新版として公開されています。

出典:日本眼科学会『屈折矯正手術のガイドライン(第8版)』(2024年2月)日本眼科学会 ガイドライン一覧JSCRS『ICLを考えている方へ』

編集部

編集部
 
 

数字が食い違って見えたら、まず「どの術式の話か」を見分けてみてください。ICLとレーシックでは、基準の置きどころがそもそも違います。

年齢帯別の見通し早見表(10代/20〜30代/40代前半/40代後半〜50代/60代以上)

年齢帯によって、確認すべきポイントも検討したい選択肢も変わります。自分の年齢の行を、出発点の整理に使ってください

年齢帯別・ICLの見通し早見表

年齢帯 ガイドライン上の位置づけ 主に確認されるポイント 検討したい選択肢
10代 原則として適応外(下限21歳) 近視が進行中で度数が安定しにくい。未成年は親権者の同意が要る 眼鏡・コンタクトで様子を見て、度数が落ち着いてから再検討
20〜30代 適応年齢の中心 度数が適応範囲か、直近の度数が安定しているか 適応検査でICLとレーザー手術を比較検討
40代前半 適応内(上限45歳の範囲) 術後に手元がどう見えるか。老眼の自覚があるか 近くの見え方の説明を受けたうえでICLを検討
40代後半〜50代 目安の上限を超えるため個別判断 白内障の進行度と、恩恵を受けられる期間の長さ ICLのほか、眼内レンズを用いる手術も含めて相談
60代以上 目安の範囲外 水晶体の濁りの有無など、加齢による変化 白内障手術など、別の術式が中心の相談になる

この表はあくまで一般的な目安です。同じ年齢でも度数や眼の状態で結論は変わります。表だけで受けられる・受けられないを自己判断しないでください

出典:日本眼科学会『屈折矯正手術のガイドライン(第8版)』JSCRS『ICLを考えている方へ』

そもそもICL(有水晶体眼内レンズ)とはどんな手術か

ICLは、自分の水晶体を残したまま、虹彩と水晶体の間に薄いレンズを入れて近視や乱視を矯正する手術です。公的な名称は「有水晶体眼内レンズ」といいます。

水晶体は、目のなかでピント合わせを担う透明なレンズのような組織。ICLは、その手前の空間にレンズを置くイメージです。

角膜を削るレーザー手術と違い、入れたレンズは必要に応じて取り出せます。ICLの後に白内障になった場合も、ICLを摘出したうえで通常の白内障手術ができるとJSCRSは説明しています。

この「水晶体を残す」仕組みが、年齢の話に直結します。水晶体は加齢とともに硬くなり、やがて濁っていくためです。

年齢を考えるうえでの前提
  • 水晶体は残るので、老眼や白内障といった加齢変化はそのまま進む
  • レンズは取り出せるため、将来の白内障手術の道が閉ざされるわけではない
  • ICLは自由診療だが、条件を満たせば医療費控除の対象になり得る

出典:日本眼科学会『屈折矯正手術のガイドライン(第8版)』JSCRS『ICLを考えている方へ』

下限がある理由|21歳未満・18歳未満が適応外とされるのはなぜ

下限が置かれている最大の理由は、若い世代は近視が進行しやすく、度数が変わりやすいことにあります。

ICLでは、手術時点の度数に合わせたレンズを選んで入れます。術後に近視が進むと、レンズの度数と実際の目とのずれが広がり、見え方が思ったとおりにならないことがあります。

JSCRSも、向いていない方として18歳未満の方・近視が進行中の方を挙げています。日本眼科学会のガイドライン第8版では、有水晶体眼内レンズの下限は21歳です。

「度数が安定している」を自分で確かめる方法

度数が安定しているかどうかは、直近1〜2年の処方度数の変化からある程度たどれます。手元に残っている記録を集めるところから始めてみてください。

  • 眼鏡を作ったときの処方箋や、眼鏡店で渡された度数の控え
  • コンタクトレンズの箱やパッケージ(度数が印字されている)
  • コンタクト処方で通っている眼科の受診記録

こうした記録を適応検査に持参すると、度数の推移を医師と一緒に確認できます。年単位で数字がほとんど動いていなければ、落ち着いている目安のひとつです。

未成年の場合に加わる条件

未成年が屈折矯正手術を検討する場合、親権者の同意が求められます。JSCRSもICLの条件として18歳以上を挙げ、未成年には同意が要ると示しています。

高校生のうちは情報を集めるにとどめ、進学や就職のタイミングで改めて相談する流れも現実的です。急いで決める性質の手術ではありません。

出典:JSCRS『ICLを考えている方へ』日本眼科学会『屈折矯正手術のガイドライン(第8版)』

上限45歳が目安とされる理由|老眼と白内障のタイミング

上限45歳という目安が置かれている理由は、危険だからではなく、老眼と白内障という加齢変化が見え方の満足度に関わってくるためです。

老眼が始まると、遠くと近くの両立が難しくなる

老眼は、水晶体の弾力が落ちて手元にピントを合わせにくくなる加齢変化で、概ね40歳前後から自覚されます

近視の強い方は、眼鏡を外すと手元がよく見えていることが多いものです。ICLで遠くがはっきりすると、その代わりに手元が見えにくいと感じる場合があります

JSCRSも、老眼年齢(概ね40歳以上)の方には術後の近くの見え方も考慮して慎重に実施するとしています。遠くを取るか、手元の楽さを残すか。見え方の設計の話になります。

白内障までの期間と、ICLの恩恵を受けられる長さ

もうひとつの理由は、白内障手術の時期が近いほど、ICLで裸眼生活を楽しめる期間が短くなることです。

JSCRSは、近視が強い人は比較的早く白内障になる傾向があるため、50歳以上ではICLの恩恵を受ける期間が短くなることもあると説明しています。

つまり45歳という数字は、法令上の上限ではありません。老眼症状の有無、度数の強さ、水晶体の状態によって、同じ年齢でも判断は分かれます。

出典:JSCRS『ICLを考えている方へ』日本眼科学会『屈折矯正手術のガイドライン(第8版)』

45歳以上・50代でICLは受けられる?上限なしという考え方と将来の白内障手術

45歳を過ぎていても、選択肢から外れると決まったわけではありません。JSCRSは、見え方と眼鏡の必要性を理解できるならICLに年齢の上限はないという考え方を示しています。

ここでいう「理解できるなら」とは、手元には眼鏡が要る場面が残るかもしれない、という前提を納得したうえで選べるか、という意味合いです。

一方で、50歳以上では白内障手術までの期間が短く、ICLの恩恵を受けられる期間が限られる場合があります。この点は費用との釣り合いにも関わってきます。

「海外では60歳まで」という情報の扱い方

米国の適応年齢と日本のガイドラインは別のものとして切り分けて読む必要があります。

米国FDAは2022年3月にEVO/EVO+を適応21〜45歳で承認し、2026年2月に適応年齢を21〜60歳へ拡大承認しました。3年間・629眼の臨床試験にもとづくもので、安全係数1.25、前嚢下白内障の発生率は0.16%と公表されています。

ただしこれは米国での適応です。日本のガイドラインは原則21〜45歳のままで、そのまま日本の基準として読み替えることはできません

編集部

編集部
 
 

海外ニュースを見て「日本でも60歳までいける」と受け取ってしまう方が多い部分です。承認した国が違えば、示される年齢も別の数字になります。

ICLを受けたあとに白内障になったらどうなる?

ICLの後に白内障になった場合は、ICLを摘出したうえで通常の白内障手術ができるとJSCRSが示しています。

「ICLを入れると将来の白内障手術を受けられなくなる」わけではありません。将来が心配で迷っている方は、ここを押さえておくと判断が進みます。

ただし手術は2段階になります。白内障が進む時期が近い年齢なら、最初から白内障手術を選ぶという判断もあり得ます。どちらが合うかは、水晶体の状態を見たうえでの相談です。

出典:JSCRS『ICLを考えている方へ』STAAR Surgical(米国FDA承認に関する発表・2026年2月)

ICLで老眼は矯正できる?老眼世代の選択肢

一般的なICLは近視と乱視の矯正を目的とした手術で、加齢による老眼そのものを治すものではありません

遠くが見えるようになることと、手元が楽に見えることは別の話です。だからこそJSCRSも、老眼年齢の方には術後の近くの見え方も考慮して慎重に実施するとしています。

老眼世代が視力矯正を考えるとき、相談の場では次のような選択肢が話題にのぼります。

  • 多焦点眼内レンズによる白内障手術:水晶体を人工レンズに入れ替え、遠くと近くの両方に対応させる考え方
  • 老眼用ICL(多焦点IPCL):老眼にも対応させたレンズ。取り扱いの有無は医療機関によって異なる
  • モノビジョン:片眼を近く寄りに合わせ、両眼で遠近を補い合う調整。慣れやすさに個人差がある

いずれも見え方の質には個人差があり、夜間の光の見え方や慣れるまでの期間も人それぞれです。特徴の一覧だけで決めず、自分の生活で遠くと手元のどちらを優先したいかから考えてください

術式の選択は、検査結果と医師の診察にもとづいて決まります。日本眼科学会のガイドラインも、屈折矯正手術全般の適応をその枠組みで定めています。

出典:JSCRS『ICLを考えている方へ』日本眼科学会『屈折矯正手術のガイドライン(第8版)』

年齢以外の適応条件と、受けられないケース

年齢の目安に収まっていても、度数や眼の構造の条件を満たさなければ適応外になります。日本眼科学会のガイドライン第8版も、有水晶体眼内レンズについて適応年齢のほかに屈折度数や眼内条件を含む適応・禁忌を定めています。

検査で確認される主な条件

適応検査で中心に調べられるのは、度数と眼の内部の広さ・状態です。

  • 近視・乱視の度数:レンズで矯正できる範囲に収まっているか
  • 度数の安定:直近の処方でほとんど変化していないか
  • 前房深度:レンズを置く空間が十分に確保できるか
  • 角膜内皮細胞:角膜の透明さを保つ細胞の数が足りているか
  • 瞳孔サイズ:暗いところでの見え方に関わる大きさの確認

年齢で基準が変わる数値|角膜内皮細胞数と前房深度

検査項目のうち角膜内皮細胞数は、年齢帯ごとに下限の目安が設けられています。角膜の透明さを保つ細胞で、加齢とともに減っていくためです。

年齢帯 角膜内皮細胞数の下限の目安
21〜25歳 2800個/mm²以上
26〜30歳 2650個/mm²以上
31〜35歳 2400個/mm²以上
36〜45歳 2200個/mm²以上

この目安を下回ると適応外になることがあります。数値は検査ではじめて分かるため、年齢だけで判断せず実際の値を確認してもらいましょう。

前房深度は、眼内でレンズを収めるスペースの奥行きです。一般に2.8mm以上が必要とされ、これを下回るとレンズが眼内の組織に近づきすぎるおそれがあるため適応外となることがあります。

度数については、矯正の対象が日本眼科学会のガイドラインで基本的に-6D以上の近視とされてきましたが、改訂により-3.0D以上まで拡大され、慎重に適応を見きわめる幅が設けられています。

見送り・時期をずらす判断になるケース

眼や体の状態によっては、手術の前に治療や経過観察が優先されます

  • 円錐角膜や緑内障など、治療や経過観察が要る眼の病気がある
  • コントロールが十分でない全身の病気がある
  • 妊娠中・授乳中で、度数が変動しやすい時期にあたる
  • 近視が進行中で、度数がまだ落ち着いていない

これらは自分では判断できない項目ばかりです。前房の深さも角膜内皮細胞の数も、専用の機器で測って初めて分かります。

年齢の条件を満たしていても検査で見送りになることがあり、その逆もあります。年齢だけで結論を出せないのは、このためです。

出典:日本眼科学会『屈折矯正手術のガイドライン(第8版)』同(第7版)JSCRS『ICLを考えている方へ』

最終的な可否は適応検査で決まる|遠方から通う場合の考え方

年齢の目安を少し外れていても、適応検査を受けて初めて可否が分かります。日本眼科学会のガイドラインも、屈折矯正手術は十分な検査と説明のうえで実施されるものとしています。

受け入れ基準は医療機関ごとに違う

学会の指針は共通でも、実際の受け入れ年齢の基準は医療機関ごとに異なります

たとえば品川近視クリニックのICL案内ページには、2026年8月時点で適応年齢の上限・下限を明示した記載が見当たりません。年齢の可否は、適応検査や問い合わせで確かめる形になります。

ページに年齢が書かれていないからといって、条件がないという意味ではありません。数字が載っていない場合ほど、事前の確認が要ります

遠方から通うなら来院回数を先に確認する

ICLは適応検査・手術・術後検診と、複数回の通院が前提になります

車移動が中心の地域や、都市部まで距離がある地域では、その回数がそのまま負担になります。予約の前に、来院は何回になるか、日程をどれくらいまとめられるかを聞いておくと、仕事や家庭の予定を組みやすくなります。

検査に行くときは、過去の眼鏡やコンタクトの処方度数が分かるものを持参してください。度数が落ち着いているかどうかの確認が早く進みます。

編集部

編集部
 
 

問い合わせでは「◯歳ですが適応検査は受けられますか」と、年齢を先に伝えてみましょう。往復してから分かる、という事態を避けられます。

出典:日本眼科学会『屈折矯正手術のガイドライン(第8版)』品川近視クリニック ICL案内ページ(2026年8月時点)

年齢を踏まえたクリニックの選び方|見るべき3つのポイント

年齢の条件を満たしていても、どこで受けるかによって選べる方法は変わります。とくに40代以降は、クリニックによって提案の幅が大きく変わります。具体的な院名を比べる前に、次の3点を確認しておくと迷いにくくなります。

①老眼用(遠近両用)ICLの取り扱いがあるか

40代以降でまず確認したいのが、老眼に対応したレンズを扱っているかどうかです。取り扱いのないクリニックでは、遠くに合わせる通常のICLしか選択肢に挙がりません。

近くが見えにくくなり始めている年代では、遠くだけを矯正すると手元で眼鏡が必要になることがあります。老眼用レンズを扱うクリニックであれば、遠くを優先するか手元を優先するかという相談ができます。

40代前半でまだ老眼を自覚していない場合も、数年先に老眼が始まることを前提に方針を説明してもらえるかどうかは判断材料になります。

②症例数と、自分の年代の実績があるか

ICLは眼内にレンズを入れる手術のため、執刀経験の積み重ねが判断の細やかさにつながります。症例数を公開しているクリニックであれば、その規模を確認しておきましょう。

あわせて見ておきたいのが、総数だけでなく自分と近い年代の実績です。20代中心のクリニックと、老眼世代の相談を多く受けているクリニックとでは、40代以降への提案の引き出しが違ってきます。

カウンセリングの際に、同年代でどのような選択をする方が多いかを聞いてみると、経験の幅が見えてきます。

③術後の保証と、再手術時の対応が決まっているか

ICLはレンズを摘出すれば元に戻せる矯正ですが、度数が合わなくなったときやレンズを入れ替えるときの費用負担は、保証の有無で変わります

確認しておきたいのは次のような点です。

  • 保証の対象期間はどのくらいか
  • 度数が合わなくなった場合の再手術やレンズ交換が対象に含まれるか
  • レンズを摘出する場合の費用はどう扱われるか
  • 将来、白内障手術が必要になったときの相談先をどう考えておくか

年代が上がるほど、手術後に白内障などで眼の状態が変わる可能性を考えておく必要があります。受けたあとの期間まで含めて対応を確認できるかが、年齢を踏まえた選び方の軸になります。

よくある質問

年齢まわりで寄せられやすい疑問を、公的資料で確認できる範囲でまとめました。

Q. ICLの年齢制限はなぜあるのですか?

A. 下限は度数の安定、上限は老眼と白内障が理由です。

若い世代は近視が進行中のことが多く、術後に度数が変わると見え方が合わなくなります。上限側は、老眼の自覚や白内障の時期が近づくことで、術後の満足度や恩恵を受けられる期間が変わるためです。危険だからという理由ではありません。
Q. ICLは高校生でも受けられますか?

A. 原則として対象外と考えてください。

JSCRSは18歳未満の方を向いていない方に挙げており、日本眼科学会のガイドラインでもICLは原則21歳からです。未成年の場合は親権者の同意も要ります。度数が落ち着いてから改めて相談する流れになります。
Q. ICLは何歳までがベストですか?

A. ガイドライン上の目安は45歳までです。

老眼を自覚する前の20〜40代前半は、術後の見え方に納得しやすい時期とされています。ただし同じ年齢でも度数や眼の状態で結論は変わるため、最終的には検査結果次第です。
Q. 40代後半や50代でもICLはできますか?

A. 個別判断になりますが、選択肢から外れるとは限りません。

JSCRSは、見え方と眼鏡の必要性を理解できるならICLに年齢の上限はないとしています。ただし白内障手術までの期間が短い場合、ICLの恩恵を受けられる期間が限られる点も踏まえて相談してください。
Q. レーシックとICLで年齢制限は違いますか?

A. 違います。ガイドライン上の区分が別です。

日本眼科学会のガイドライン第8版では、エキシマレーザー手術とSMILEは18歳以上、有水晶体眼内レンズ(ICL)は原則21〜45歳とされています。ネット上で数字が食い違って見えるのは、この区分が混ざって紹介されているためです。
Q. 海外ではICLの適応年齢が60歳までと聞きましたが本当ですか?

A. 米国での承認内容であり、日本の基準とは別です。

米国FDAは2026年2月に、EVO/EVO+の適応年齢を21〜60歳へ拡大承認しました。日本眼科学会のガイドラインは原則21〜45歳のままなので、日本で受ける場合の目安としてそのまま当てはめることはできません。
Q. クリニックのサイトに年齢が書かれていないのはなぜですか?

A. 受け入れ基準が医療機関ごとに異なるためです。

品川近視クリニックのICL案内ページのように、2026年8月時点で適応年齢の明記が見当たらない例もあります。年齢が気になる場合は、適応検査を予約する前に問い合わせて確認しておきましょう。

まとめ|年齢は目安、決めるのは検査結果

ICLの適応年齢は、日本眼科学会のガイドラインで原則21〜45歳。JSCRSは18歳以上(未成年は親権者の同意)を条件に挙げ、老眼年齢は慎重にという立場を示しています。

45歳という数字は法的な上限ではありません。見え方と眼鏡の必要性を理解できるなら、45歳以上でも選択肢になり得ます。

そして年齢の条件を満たしていても、度数の範囲・度数の安定・眼の構造といった条件は残ります。気になる年齢にいる方こそ、適応検査で自分の目の数字を確かめるところから始めてみてください。

  • ガイドライン上の目安は原則21〜45歳(有水晶体眼内レンズ)
  • 18歳はレーザー手術側とJSCRSの条件が出どころ
  • 45歳以上は老眼症状・度数・水晶体の状態で判断が分かれる
  • 可否が確定するのは適応検査を受けたあと

あわせて読みたい

ページの先頭へ