症状:ものが見えにくい、かすむ、まぶしい。
診断:視力検査、細隙灯(さいげきとう)顕微鏡。
治療:早期であれば、白内障進行予防薬の点眼をします。白内障により、日常生活に支障をきたす場合には水晶体摘出+眼内レンズ挿入を行います。
コメント:白内障は加齢により眼の中のレンズが濁る病気です。そのため、例えると曇りガラス越しに景色を見るのと同じ効果が、目に現れます。すなわち、ものが見えにくく、かすみ、コントラストが落ちてしまいます。白内障は多かれ少なかれ、すべての人に起こりえます。ただ、程度により治療方針が異なるため、定期的な診察が必要です。白内障手術は10−15分程度で、行うことができ、痛みがほとんどない手術です。99%問題なく手術を行うことができます。院長は4000件以上(2022年3月現在)の経験があり、そして白内障学会会員として日々研鑽を続けています。なお、院長は5分で終わる手術を推奨してはおりません。丁寧に安全な方法で手術を行うことが最善と考えます。
左上:透明な水晶体 右上:濁ってしまった水晶体(白内障)
左下:透明な水晶体(拡大) 右下:濁ってしまった水晶体(白内障;拡大)
手術中の院長 清潔なガウンを着て、滅菌手袋を装用して、HEPAフィルターが完備された手術室で、手術を行っています。極小切開により手術を行っていますので、眼にとって非常に傷が小さく行え、炎症が少なく、視力の回復が早いという利点があります。