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ICLはおすすめしない?後悔しないために知るデメリットと向かない人の特徴

「ICLはおすすめしない」「やめたほうがいい」——調べるほど、受けていいのか分からなくなっていませんか。

  • 「合併症で見えなくなったりしない?」
  • 「高い費用を払って後悔したらどうしよう」
  • 「そもそも自分は、向いていない目なのでは?」

ネットには不安をあおる声もあり、否定的な意見の根拠を確かめたくなりますよね。私たちも、こうした疑問を診察室でよく耳にします。

ICLは万人向けの手術ではありません。ただし、リスクと「向かない人」を正しく知り、適切なクリニックを選べば、後悔にはつながりにくくなります。

この記事の結論

  • ICLは「向かない人」を理解し、クリニックを選べば後悔しにくい
  • 費用・ハロー・合併症といったデメリットは、正しく知れば必要以上に恐れるものではありません。
  • むやみに恐れるより、先に「適応検査」で自分の目を知るのが近道
  • 向かない人・適応外は検査でほぼ判別できます。判断はそこからで十分に間に合います。

この記事の目次

「ICLはおすすめしない・やめたほうがいい」と言われる主な理由

ICLは万人向けではありませんが、向かない人を正しく理解し適切なクリニックを選べば後悔しにくい矯正手術です。

「おすすめしない」と言われる背景には、いくつか共通した理由があります。

「おすすめしない」と言われる主な理由
  • 保険がきかない自由診療で、費用が高い
  • 夜間のハロー・グレア(光のにじみ)が出ることがある
  • 白内障・緑内障・眼内炎などの合併症がゼロではない
  • 21歳未満や妊娠中など、そもそも適応外の人がいる
  • 度数が合わなければ、レンズ交換など再手術の可能性がある

どれも事実ですが、注意したいのは「本当に避けるべき理由」と「誤解・過度な不安」が混ざっている点です。

たとえば「老眼を早める」「すぐ失明する」といった声は、医学的な裏づけが乏しいまま独り歩きしている面があります。この誤解は、後半で根拠を示しながら切り分けていきましょう。

「本当のリスク」と「よくある誤解」の仕分け

正しく備えるべき事実 過度に恐れなくてよい誤解
費用が高い/夜間の見え方の変化/合併症はゼロではない/適応外の人がいる ICLで老眼が早まる/受ければ誰でも失明する/一度入れたら二度と外せない

不安の多くは、こうして分解すると「検査と情報で対処できるもの」に変わります。恐れる前に、まず自分の目が適応かどうかを知ることが先決です。

編集部
編集部
 
 

「怖い話」ほど記憶に残りますよね。でも、その多くは仕分ければ理由がはっきりします。順番に見ていけば大丈夫ですよ。

そもそもICLとは?レーシックとの違いと可逆性

ICL(眼内コンタクトレンズ)は、眼の中に小さなレンズを挿入して近視・乱視を矯正する手術です。角膜を削らないのが大きな特徴で、コンタクトレンズを目の内側に入れて固定するイメージに近いものです。

デメリットを正しく読むには、この仕組みを先に押さえておくと理解が早まります。

最大の違いは「元に戻せる」可逆性

ICLとレーシックの最も大きな違いは、レンズを取り出せば手術前の状態に戻せる「可逆性」があることです。

レーシックは角膜そのものをレーザーで削るため、元に戻せない不可逆の手術です。一方でICLは角膜を削らず、必要になればレンズの交換や摘出で調整を検討できます。

ただし、可逆性があるといっても眼内の手術であることに変わりはありません。だからこそ、事前の検査と術後の管理は欠かせません。

主流は「ホールICL」/レーシック・コンタクトと比較

現在の主流は、レンズ中央に微小な穴が開いたホールICLです。この穴が眼の中の水(房水)の流れを妨げないため、白内障や緑内障のリスク低減が期待されています。

手術は点眼麻酔の日帰りで行われ、手術中の痛みはほとんどありません(押される感覚はあります)。当日は見え方が安定しないため、ご自身での車の運転は控えてください。

ICL・レーシック・コンタクトの比較

項目 ICL レーシック コンタクト
角膜への影響 削らない 削る 削らない
可逆性 あり(取り出せる) なし(不可逆) あり(外せる)
日々の手入れ 不要(裸眼生活) 不要 毎日必要
費用 高め(自由診療) ICLより安い傾向 継続費用がかかる

ICLのデメリット・リスクを正しく知る

ICLのデメリットは、大きく「費用」「夜間の見え方」「合併症」の3つに分けて理解すると整理しやすくなります。以下では公的機関の情報をもとに、ひとつずつ整理します。

費用が高く、自由診療である

ICLは公的医療保険の対象外の自由診療で、費用は全国的におおむね両眼46万〜80万円が目安です。乱視用のトーリックレンズを使う場合は、通常より10万円ほど高くなる傾向があります。

クリニックが価格を自由に設定できるため、同じ手術でも院ごとに費用差が出ます。差が生まれる主な理由は次の3つです。

  • レンズの種類:乱視用トーリックで+10万円ほど
  • 保証・検診の範囲:術後検診の無料範囲や保証年数の違い
  • 施設の方針:総合病院などは利益率を抑えて設定できる傾向

ここで大切なのは、安さだけで選ばない視点です。保証や検診の範囲まで含めて比べないと、あとから追加費用がかさむこともあります。

なお、ICLは自由診療でも医療費控除の対象です。確定申告をすれば、支払った医療費の一部が税として戻ります。戻る金額は所得などで変わるため、あくまで目安として費用計画に入れておきましょう。

夜間のハロー・グレア(光のにじみ)

ICLの代表的な見え方の変化が、ハロー・グレアです。夜間に光源のまわりに光の輪が見えたり、光がにじんで感じられたりする現象を指します。

日本眼科学会も、有水晶体眼内レンズ(ICLなど)で起こり得る症状としてハローグレアを挙げています。とくに夜間の運転が多い方は、事前に知っておきたいポイントです。

多くは時間の経過とともに気になりにくくなるとされますが、感じ方には個人差があります。「そういう見え方が出ることがある」と知っておくだけで、後悔はぐっと減らせます。

合併症はゼロではない

眼内の手術である以上、合併症のリスクがゼロではない点も正しく知っておく必要があります。

日本眼科学会は、ICLなどの合併症として次のものを挙げています。

  • 白内障
  • 一過性の眼圧上昇・緑内障
  • ハローグレア
  • 角膜内皮細胞障害
  • 網膜剥離
  • 眼内炎(術後の感染症)

ただし、これらは頻度を断定できるものではなく、「起こり得るもの」として経過を見ていく対象です。角膜を削らない手術とはいえ眼内の処置ですから、検査と術後管理が重要になります。

ICLのメリットと安全性の考え方|過度に恐れる必要はない

デメリットと同じだけ、ICLには他の矯正法にない利点があります。リスクだけを切り取ると判断を誤るため、公平に見ておきましょう。

ICLの主なメリット
  • 角膜を削らないため、角膜の状態を残せる
  • メガネ・コンタクトなしの裸眼で過ごせる
  • レンズを取り出せば元に戻せる可逆性がある
  • レーシックが受けにくい強度近視でも選択肢になり得る

とくに、レーシックでは矯正が難しい強い近視の方にとって、ICLは有力な選択肢になります。主流のホールICLは房水の流れを妨げないため、白内障・緑内障のリスク低減も期待されています。

安全性については、「合併症が存在する=危険」と単純に考える必要はありません。日本眼科学会が合併症を列挙しているのは、それらがすでに知られていて、経過観察の対象になっているということでもあります。だからこそ、定期検診がセットで前提になっているのです。

失明につながるような重篤な合併症について、私たちは「起きない」とは言いません。可能性がゼロではないからこそ、事前の適応検査と術後の管理が欠かせないのです。

編集部
編集部
 
 

「リスクを隠さず説明してくれるか」も、良いクリニックを見分ける大事なサインだと感じています。

後悔しやすい人・ICLが向かない人の特徴と適応条件

ICLで後悔しやすいのは、適応や見え方を確かめないまま受けてしまう人です。逆に言えば、向き・不向きを事前に知っておけば、後悔の多くは避けられます。

向かない人・適応外になりやすい人

次のような方は、適応外と判断されたり、メリットが小さかったりする場合があります。

  • 21歳未満の人
  • 前房深度(角膜と水晶体の距離)が2.8mm未満の人
  • 術前1年以内で近視の度数変化が大きい人
  • 妊娠中・授乳中の人
  • 全身疾患などで医師が不適当と判断した人
  • 老眼が近い年齢の人(望ましい上限は45歳程度)

これらは目の構造や体の状態に関わる条件で、気持ちや希望だけでは変えられません。ただ、いずれも事前の適応検査でほぼ判別できるものです。

後悔しやすいパターン

適応そのものは問題なくても、次のような受け方だと後悔につながりやすくなります。

  • 適応検査で確かめず、期待だけで手術に進む
  • 夜間のハロー・グレアを知らないまま受ける
  • 費用の安さだけでクリニックを決める

共通しているのは「情報が足りないまま決めてしまう」点です。裏を返せば、この3つを避けるだけで後悔のリスクは大きく下がります。

向いている人の目安

ICLが向いているのは、適応検査で適応と判断された人です。そのうえで、次のような方は特にメリットを感じやすい傾向があります。

ICLが向きやすい人
  • コンタクトが合わず、装用に困っている人
  • 強度近視でレーシックが受けにくい人
  • 将来「元に戻せる」可逆性を重視したい人

もっとも、向く・向かないの最終判断は、医師の診察と適応検査が前提です。この記事のチェックはあくまで目安として使い、確定は検査に委ねてください。

それでも後悔しないための回避策|適応検査とクリニック選び

デメリットの多くは、事前の準備で回避・軽減できます。不安を「行動」に変える3ステップで整理しました。

1.まず「適応検査」を受ける
向かない人・適応外は、ここでほぼ判別できます。前房深度・角膜内皮・屈折の安定性などを調べ、「そもそも受けられる目か」がはっきりします。不安を回避策に変える最初の一歩です。
2.ホールICLと実績のある専門医を選ぶ
房水を妨げないホールICLを扱っているか、執刀医の症例数や経験はどうか、術後トラブルへの対応体制があるかを確認します。「安さ」より「経験と体制」を軸にすると、後悔しにくくなります。
3.保証と術後検診の範囲を事前に確認する
術後は翌日・数日後・1週・1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月・1年…と、検診が頻回にあります(スケジュールは院により異なります)。どこまでが費用に含まれるかを先に確かめておくと安心です。

ICLをやめる場合、代わりに何を選ぶか

ICLを見送る判断も、もちろんあり得ます。その場合の主な代替は、レーシックか、メガネ・コンタクトの継続です。

ICLをやめる場合の選択肢

選択肢 費用の目安 可逆性
レーシック ICLより安い傾向 なし(角膜を削る・不可逆)
メガネ・コンタクト継続 初期費用は低いが継続費用 あり(いつでも中止可)

レーシックは費用を抑えやすい反面、角膜を削るため元には戻せません。可逆性や強度近視への対応を重視するならICLが候補です。手術自体を避けたいなら、メガネ・コンタクトの継続という軸で比べてみてください。

実際に受けるなら「通いやすい地域」で選ぶ

頻回の術後検診がある以上、通院しやすさは大切な判断材料です。遠方の大手を選ぶと、検診のたびに交通費と移動の負担がかさみます。

お住まいの地域で選ぶなら、エリア別に費用・実績・通いやすさを比較した記事も参考にしてください。東京のICLクリニック神奈川愛知(名古屋)大阪兵庫(神戸)など、地域ごとにまとめています。

まず適応検査から始めたい方は、症例数と実績を公開しているICL専門クリニックを候補にするとよいでしょう。以下は、その一例です。

先進会眼科
公式サイトを確認する

品川近視クリニック
公式サイトを確認する

よくあるご質問(Q&A)

Q. ICLをやって後悔することはありますか?

A. あります。ただし、その多くは事前に避けられます。

適応検査で確かめないまま期待とズレたり、夜間のハロー・グレアに慣れず後悔したりする例があります。事前の適応検査と見え方の理解で、多くは回避できます。
Q. ICLは失敗したらどうなりますか?失敗率はどのくらいですか?

A. 度数のズレなどはレンズ交換・摘出で調整を検討できます。

ICLには可逆性があるため、レンズが合わない場合は交換や摘出で対応を検討します。数値としての率は断定できませんので、気になる症状は担当医にご相談ください。
Q. ICLのデメリットは老眼ですか?

A. ICLが老眼を早めるという医学的根拠は乏しいです。

老眼は加齢による自然な変化で、ICLが原因になるものではありません。ただし45歳前後の方は適応の観点から、医師への相談をおすすめします。
Q. ICLで白内障や緑内障になりますか?

A. 日本眼科学会は合併症として挙げていますが、定期検診で経過を見ます。

主流のホールICLは房水の流れを妨げないため、白内障・緑内障のリスク低減が期待されています。定期検診で経過観察を続けることが前提です。
Q. ICLは失明しますか?

A. 眼内炎や網膜剥離など重篤な合併症は起こり得ますが、頻度は断定できません。

可能性はゼロではないため、事前の適応検査と術後の管理で備えます。気になる点は、診察で直接ご質問ください。

まとめ|リスクと向かない人を知れば落ち着いて選べる

ICLは万人向けではありませんが、リスクと「向かない人」を理解して適切なクリニックを選べば、後悔にはつながりにくくなります。

  • 費用・ハロー・合併症は、適応検査・術式・保証と検診の確認で回避・軽減できる
  • 「老眼を早める」「受ければ失明する」といった声は、根拠が乏しい誤解が多い
  • 向く・向かないの最終判断は、医師の診察と適応検査が前提

不安なまま情報を集め続けるより、まず適応検査で自分の目を知るほうが、判断はずっと早く進みます。向かない人・適応外はそこでほぼ分かるので、恐れる前の一歩としておすすめです。

気になる方は、実績のあるICL専門クリニックで、適応検査から始めてみてはいかがでしょうか。

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