諸事情により、5月31日をもちまして、コンタクトレンズ処方を終了させていただきました。コンタクトレンズ使用中のトラブルや疾患などは従来通り対応させていただきます。ご不便をおかけしますが、ご了承ください。
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諸事情により、5月31日をもちまして、コンタクトレンズ処方を終了させていただきました。コンタクトレンズ使用中のトラブルや疾患などは従来通り対応させていただきます。ご不便をおかけしますが、ご了承ください。
日本でゴールデンウィークの間、海外で行われたARVOという学会に参加してまいりました。アメリカの各都市で交代で開催されますが、今回はホノルルでした。
多くの発表があり、中でもAI(人工知能)を使った糖尿病網膜症や加齢黄斑変性症の診断に関する演題が多数見受けられました。AIを使って、ディープラーニング(機械によりアルゴリズムを見つけ、さらに進化させる手法)させることにより、診断精度が向上するというものでした。日本ではまだ一般的ではありませんが、今後このような技術が使われていくのだろうと思われました。しかし、診断ができても実際の治療は医師がするものなので、眼科医はさらに治療に特化していくものと感じました。
この木はなんでしょうか?
先日アレジオン点眼(アレルギー薬)の勉強会に出席しました。
そこで、教えていただいたものです。
正解は”ハンノキ”といいます。
この木の花粉は”スギ”花粉とまったく同じ時期に飛散します。
そのため、スギ花粉症があると思っていた方でも、実はよく調べると
ハンノキ花粉症ということがあり得るということです。
治療としては抗アレルギー薬の点眼、内服と変わりませんが、花粉-食物アレルギー症候群というものを起こすことがあります。ハンノキ花粉がリンゴやモモと抗原性が似ているために、ハンノキ花粉症を持っている方がリンゴやモモを食べるとのどの違和感などを生じるということです。ある特定のものを食べて症状が出る方は、花粉症も疑って詳しく検査をしたほうが良いかもしれません。
広島で行われた、緑内障学会に参加してまいりました。このごろは検査機器が進歩したおかげで、はっきりと緑内障と診断がつく前の”前視野緑内障”という概念が確立してきています。そのことについてのシンポジウムがあり、勉強になりました。視野障害がでるころには50%程度の視細胞がすでに死んでしまっています。その前の段階では視野の異常はでませんが、光干渉断層計(OCT)などでは異常を検出することができます。この中でも進行が早い症例には治療をしていったほうが良いのではないかというお話でした。本院のOCTはこのような早期病変の検出に対して非常に有用なものです。ご心配な方は、一度検査を受けることをお勧めいたします。
また、広島の世界遺産の原爆ドームを見学してまいりました。戦争の悲惨さ、原爆・水爆という非人道的兵器の残酷さを思い知りました。戦争の心配のない時代が来ることを願います。
従来の保険診療で行う単焦点眼内レンズに加えて、眼鏡の使用頻度を減らすことができる多焦点眼内レンズを導入いたしました。80%以上の方が、通常の生活において眼鏡を使用しなくても快適に過ごせるというレンズです。自費診療となりますが、それだけのメリットがあるレンズです。詳しくは診察の際にお聴きください。なお、目の状態によっては希望されても多焦点眼内レンズが使えない場合があります。その場合には原因について詳しく説明いたします。